3～5万円で買えるダブルマットレスの選び方

ダブルサイズ（約幅140cm）のマットレスは、一般的に5～10万円程度が相場です。しかし「予算は抑えたいけれど睡眠の質も大切にしたい」という方のために、3万円台～5万円台で購入できる国内外のブランドをピックアップしました。

各ブランドの価格帯と商品ラインアップ、おすすめ製品の詳細、実際の使用者レビュー、そしてブランドの特徴を分かりやすく解説していきます。

おすすめブランド紹介

朝日木材加工（ASAHI WOOD PROCESSING）

ブランドの特徴
朝日木材加工は、主に木製ベッドフレームや頭部ボードを手がける老舗家具メーカーです。「LIFE!」「OLIVE」など、子供部屋から大人向けまで幅広いシリーズを展開していますが、マットレス単品の取り扱いは少なめです。

価格帯と製品例
ダブルサイズで手頃なモデルは少ないですが、脚付きマットレス（ベッドフレーム一体型）とのセット販売が中心となっています。例えば、OLIVEシリーズの脚付きポケットコイルマットレスは4～5万円台で販売されています。

脚付きマットレス「ルーデフト」のスペック：

• サイズ：140×195cm・厚さ約20cm
• コイル：線径2.0mm×6.5インチのポケットコイル
• 側地：オーガニックコットン混
• 価格：約4万円前後

使用者レビュー

• 良い点：「ヘッドボードやフレームがしっかりしている」「硬めで寝返りしやすい」
• 改善点：「硬すぎる」「もう少し柔らかさが欲しい」
• 総評：価格が安い分、やや硬めの寝心地となっています

こんな人におすすめ
堅牢な木製フレームが最大の強みで、ベッドフレームとマットレスの統一感を重視する方に向いています。低価格帯では脚付きマットレスが中心で、フレーム不要ですぐ使える点が魅力です。

ウィドゥ・スタイル（WeDOStyle）

ブランドの特徴
ウィドゥ・スタイルは日本の家具メーカーで、国産にこだわった高品質マットレスを数多く展開しています。特に、快適性と機能性を追求したポケットコイルマットレスに定評があります。

価格帯と製品例
ダブルサイズでは、「グランド（GRAND）」「セピア（SEPPIA）」「マチ」など複数モデルがあります。厚さ25～26cmと厚めの作りで、線径1.9～2.0mmの太いポケットコイル（約6.5インチ）を使用しています。

グランドマットレス（ダブル）のスペック：

• サイズ：140×195×25cm
• コイル：線径2.0mmのポケットコイル
• 側地：綿52%混紡
• 実売価格：約7～8万円

セピアマットレス（ダブル）のスペック：

• サイズ：140×195×26cm
• コイル：線径1.9mm
• 表地：竹炭繊維使用
• 実売価格：約7～8万円

使用者レビュー

• 良い点：「かなりしっかりした硬さ」「腰が沈み込みにくい」「通気性がよい」「背中のフィット感が良い」
• 改善点：「硬めで慣れが必要」
• 総評：「ハード系だが底突き感なし。硬すぎるのが苦手でなければコスパが良い」

こんな人におすすめ
しっかり硬めで長持ちするマットレスを提供するのがウィドゥ・スタイルの強みです。国内製造で品質管理が行き届いており、硬めの寝心地で安心できる国産品を重視する方におすすめです。

カリモク家具（Karimoku）

ブランドの特徴
カリモク家具は国内最大手の木製家具メーカーで、高級ソファやベッドフレームで知られます。マットレスも展開していますが、ダブルサイズは主に高級品となります。

価格帯と製品例
シングルからクイーンサイズまで豊富なラインを揃えますが、ダブルは最低でも10万円以上となります。エントリーラインの「Mofmo」シリーズでもシングル約7万8千円なので、ダブルでは10万円台になります。

コイルは超高密度ポケットコイルやゾーニング加工を採用し、ウレタンやラテックス層を重ねたプレミアム仕様です。厚みも25cm前後のものが多く、硬さはハード～ミディアムが中心です。

使用者レビュー

• 良い点：「作りが丁寧」「布地や素材が豪華」「しっかり支えてくれる」
• 改善点：「当初は硬く感じた」「重たいので取り回しに苦労する」
• 総評：価格が高いだけあって耐久性・体圧分散性に優れています

こんな人におすすめ
家具メーカーならではの天然素材へのこだわりと美しいデザインが魅力です。予算に余裕があり、インテリア性や長寿命を重視したい方に向いています。

KOIZUMI（コイズミファニテック）

ブランドの特徴
コイズミファニテックは学習机などでも有名なコイズミグループの家具部門です。お手頃な価格帯のマットレスも多く手がけています。

価格帯と製品例
ダブルサイズで最安クラスの約3万円前後から購入できるモデルがあります。代表的なのが「UNIXS（ユニクス）」シリーズのKAW-488で、ダブルで29,800円～という手頃さです。

KAW-488（ダブル）のスペック：

• サイズ：140×195×厚18cm
• コイル：ポケットコイル（線径1.7/1.8mm×6.5インチ、840個）
• 側地：ポリエステル・竹炭混
• 価格：約32,000円前後
• 保証：5年保証付き

使用者レビュー

• 良い点：「価格以上のしっかり感」「コスパ抜群」「ちょうど硬めで体圧分散もまずまず」
• 改善点：「厚さが18cmなのでヘタリが気になる」「布団のような弾力」
• 総評：「安いが最低限の質感がある」という印象です

こんな人におすすめ
価格競争力が魅力で、手頃ながら必要なスペックを備えています。価格重視でポケットコイルを試したい方の定番といえます。

小島工芸（KOJIMA KOUGEI）

ブランドの特徴
小島工芸は学習家具・子供家具の老舗で、システムベッドに合わせたマットレスも販売しています。一般向けのマットレス単体はあまり多くありません。

価格帯と製品例
ダブルサイズ専用のマットレスはあまり見かけませんが、子供用ベッド向けが中心です。大人用ダブルとして適合するモデルは限られ、主に2段ベッドやシステムベッドの付属品としての取り扱いが多いです。価格は4～8万円台と幅広くなっています。

使用者レビュー

• 良い点：「子供用として適度な硬さ」「耐久性は十分」
• 特徴：セット販売品のため専用フレームとの相性は抜群

こんな人におすすめ
子供家具ならではの安全性とデザインが強みです。一般家庭で使う場合は、コンパクトな2段ベッドや収納付きベッドと合わせる選択肢として魅力的です。

参考：高級マットレスブランド

予算に余裕がある場合は、以下のような高級ブランドも検討できます。

海外ブランド

• Serta/Sealy/Simmons：世界的ホテルブランド。高機能コイルやフォームを採用
• Slumberland：英国製の高密度連続スプリングや高級天然素材使用

国内ブランド

• 東京ベッド/日本ベッド：メイドインジャパン品質。吸放湿性や衛生面に配慮
• ドリームベッド/フランスベッド：体圧分散技術がポイント
• 昭和西川（ムアツ）：断面構造の体圧分散敷布団が代表的

これらのブランドはダブルサイズで10万円以上が一般的ですが、品質・耐久性ともに優れています。

まとめ：低予算でも満足できるマットレス選び

価格帯別の選び方

3万円台
コイズミファニテックなど、コスパ重視のブランドが中心。最低限の機能は備えているため、予算を最優先する方におすすめです。

4～5万円台
朝日木材加工などの脚付きマットレスや、ウィドゥ・スタイルの一部モデルが選択肢に入ります。機能性と価格のバランスが取れています。

5万円台後半～
ウィドゥ・スタイルやカリモクのエントリーモデルなど、品質にこだわったブランドも視野に入ります。

選ぶ際のポイント

1. 硬さの好み：硬めが好きならウィドゥ・スタイル、適度な硬さならコイズミが候補
2. 厚み：18cm以下は底突き感に注意、25cm以上は安定感あり
3. 保証期間：5年以上の保証があると安心
4. 通気性：竹炭繊維やメッシュ素材は蒸れにくい
5. 国産重視：安心感を求めるなら国内製造ブランド

「この製品が絶対一番」という万能解はありませんが、ここで紹介した製品はどれも数万件以上の使用実績や長期間の保証があり、低予算でも比較的安心して選べるものばかりです。保証や返品条件も確認しながら、自分の優先順位（硬さ・厚み・保証・通気性など）に合わせて選びましょう。

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